海外からの不在着信があったときの注意点と対策
10桁の電話番号で海外からの不在着信が表示される場合、国際電話の形式で表記されることがあります。日本の場合は「+81」から始まり、国内番号の先頭にある「0」が省略されています。たとえば、国内番号「090-1234-5678」は、国際電話では「+81-90-1234-5678」と表示されます。このような番号に対しては、以下の点に注意してください。
海外からの着信における基本的な注意点
1. 見覚えのない番号には注意
身に覚えのない国際電話は詐欺や迷惑電話の可能性があります。安易に折り返し電話をかけないようにしましょう。
2. インターネットで番号を確認
不明な番号から着信があった場合は、すぐに応答せず、番号を検索して発信元を調べると安心です。
3. 不審な電話は即切る
万が一電話に出てしまった場合でも、相手の話を聞き続けずにすぐに通話を終了することが大切です。
4. 個人情報を絶対に提供しない
詐欺電話では個人情報や金融情報を聞き出そうとすることがあります。名前や住所、銀行口座番号などの情報は決して教えないでください。
海外からの不審電話への対応方法
着信時の予防策
• 知らない国際番号に出ない
国際電話は通常「+」が表示されるため、国内の着信と区別がつきやすいです。不明な国際番号からの着信には応答しないようにしましょう。
• ナンバーディスプレイやフィルター機能を活用
携帯電話の着信設定で、不明な番号や非通知の着信を制限する設定を有効にすることが有効です。
• キャリアの迷惑電話サービスを利用
ドコモの「迷惑電話ストップサービス」など、通信事業者が提供する迷惑電話対策サービスを活用して、不審な電話をブロックしましょう。
電話に出てしまった場合
1. 冷静に対応してすぐ切る
会話を長引かせず、「申し訳ありませんが、今忙しいので失礼します」と伝えて電話を切りましょう。
2. 録音や情報収集に注意
会話が録音されている可能性があるため、個人情報や金融情報に関する発言を避けましょう。
3. クレジットカードや銀行情報を伝えてしまった場合
万が一情報を提供してしまった場合は、速やかにカード会社や銀行に連絡して、利用停止や口座凍結を依頼しましょう。
不審電話を防ぐ具体的な設定方法
iPhone
1. 不明な発信者を消音
設定から「電話」メニューを開き、「不明な発信者を消音」をオンにすると、連絡先に登録されていない番号の着信を自動的に無音化できます。
Android
1. 特定の番号をブロック
通話履歴から怪しい番号を選択し、「ブロックして迷惑電話として報告」を選択することで、再び着信しないように設定できます。
2. 不明な番号をブロック
電話アプリの設定から「不明な発信者」のブロック機能を有効にすることで、見知らぬ番号からの着信を制限できます。
共通対策
• セキュリティアプリを活用
危険な番号を警告してくれるセキュリティアプリを導入することで、詐欺電話への対応力を高めることが可能です。
• 留守番電話を活用
不明な着信には応答せず、留守番電話にメッセージを録音してもらうことで安全に内容を確認できます。
海外からの不審電話が増えている理由
• 技術の進歩
VoIP(インターネット電話)の普及により、海外からの電話が容易になっています。
• 詐欺グループの国際化
詐欺グループが拠点を海外に移し、日本国内に電話をかけるケースが増えています。
• 規制の影響
国内での詐欺行為に対する規制が強化され、国際電話を利用した詐欺が増加しています。
不審電話に備えるための最後の手段
1. 電話番号の変更
迷惑電話が頻繁にかかってくる場合、最終手段として電話番号を変更することも検討しましょう。
2. 警察や消費生活センターに相談
被害を防ぐために、専門機関へ早めに相談することが重要です。
海外からの不審電話は、放置することで被害を拡大させる可能性があります。適切な予防策と対応法を実践し、身を守りましょう。