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傲慢と善良 つまらない,共感できない,苦しい,真美が嫌いと言われる理由あらすじ/ネタバレも

『傲慢と善良』は、累計100万部を突破した辻村深月氏の傑作恋愛ミステリーであり、第7回ブクログ大賞(小説部門)を受賞した作品です。さらに、藤ヶ谷太輔さんと奈緒さんがW主演を務める実写映画化も決定し、大きな話題となっています。

筆者もこの小説を手に取り、軽快な文章とテンポの良いストーリー展開に引き込まれ、最後まで一気に読み終えました。しかし、ネット上の口コミを見てみると、『傲慢と善良』に対して「つまらない」や「読んでいてイライラする」といった意見も散見され、不思議に思う方も多いかもしれません。

そこでこの記事では、なぜ『傲慢と善良』が「つまらない」と言われるのか、その理由や、読者が感じたイライラ感について詳しく探っていきます。また、映画化にあたってどのようなメッセージが伝えられているのかにも触れながら、作品の魅力を再評価してみたいと思います。

この後すぐネタバレが出てくるので、ネタバレを知りたくない方はこの部分は飛ばしてくださいね。

目次

傲慢と善良 あらすじ&ネタバレ (閲覧注意)

『傲慢と善良』は辻村深月による恋愛ミステリーで、仕事も恋愛も順調だった主人公・西澤架が、長年付き合った彼女に振られたことをきっかけに婚活を始める物語。

婚活アプリで出会った控えめで気の利く坂庭真実と付き合い始めるも、結婚を決意できない架(かける)。

真実がストーカーに狙われていると告白し、守ろうとするものの、彼女は突然姿を消してしまいます。

架は彼女の過去を探る中で、知りたくなかった真実の過去や嘘に直面します。

傲慢と善良 つまらないと感じる理由

婚活というテーマ

物語の大きなテーマが婚活であり、婚活に対して抵抗を感じる読者には共感しにくい部分があるようです。特に、婚活自体が好きではない読者にとって、テーマが重たく感じられることがあります。

傲慢と善良読み終えました!
面白い部分もあるけど、だいたいこの小説は俺に合わなかったと思います。
特に婚活のテーマが途中につまらないようになった。

    傲慢と善良読んでるけど今のところ全然面白くない。
    三十代後半のリアルな婚活の話とか…

    既視感のあるプロット

    以前に読んだことがある小説と似ていると感じる読者からは、物語が新鮮に感じられず、「つまらない」と評価されることがあります。このような既視感がある場合、読者の興味が削がれることも。

    読むのやめたくなってきた。これも全然おもしろくないよ〜。
    傲慢と善良の内容が、前に読んだ黒い糸と似た内容だ。

      傲慢と善良 イライラする理由

      真実の性格に対する不満(真美が嫌い、真美が苦手)

      主人公の真実は、自己肯定感が低いにもかかわらず、自己愛が強いとされます。彼女の行動や態度に対して、読者がイライラを覚えるケースが多いです。特に、彼女の内面的な矛盾や不安定さが、読者にとって理解しづらく、不快感を引き起こしているようです。

        やっと読了。傲慢と善良 すごく時間かかった。真実の性格が苦手で終始モヤモヤ、イライラしてしまった。
        読んでいて窮屈で苦しくなった。
        傲慢と善良とは、、考えさせられた。 次は何読もうかな☺︎

        周囲の登場人物への苛立ち(美奈子が嫌い)

        真実の友人や架の行動に対しても、読者からはイライラするという声が上がっています。架の友人美奈子をはじめとする登場人物たちの行動や決断が、読者の期待や共感を裏切ることがあり、それが作品全体に対する不満に繋がっていることもあるようです。

          辻村深月さんの傲慢と善良読んだ
          深くて突き刺さる小説だった
          この小説がつまらないと言ってる人は架の女友達タイプなんだろうと思う
          ママ友達と集まって誰かの悪口で一生盛り上がってればいい

          自己投影による苛立ち

          物語を通じて、読者自身の嫌な部分を見つめ直さざるを得ない状況に追い込まれることがあり、これが自己投影による苛立ちを生む原因となります。自分と重ねて読んでしまうことで、より一層イライラ感が強まるケースがあります。

          自分と重なる部分があってイライラしながら読んでしまったけど面白さと読みやすさで一気読みしてしまいました。

          傲慢と善良 実際の口コミ

          ツイッターXでは上記以外にも以下のような意見もありましたので紹介しておきます。

          傲慢と善良 うーん、正直ちょっとイマイチだった。

          前半は謎があってぐんぐん読み進められたけど後半は少しずつ興味が薄れてしまって、最後まで無理やり読んだ感じ。

          つまらないとかではなくて単純に登場人物の誰のこともそんなに好きになれなかったというほうが正しいかも。

          傲慢と善良、個人的にはめちゃくちゃ面白かった。
          本格ミステリだと思って読むと面白くないかもしれない。 (比較でトリック重視のミステリ上げてるツイートあったけど、比較するならイヤミスですわ)

          「この『感じ、感情、価値観』って〇〇だよね」って言われてハッとして、苦しみながら読めるドM向け

          傲慢と善良、有名だったから読んだけど女も男も馬鹿すぎるな〜って感情しか無かったんだけど
          本って自分の環境に反してたり、解釈不一致起こしたら面白くない

          面白くないにも2種類あって
          普通に面白くはないってだけのやつと 不快だって意味の面白くないに分けられて 傲慢と善良はいまのところ後者の方で普通にしんどいねえとはなるけど まだ最初だしどんな感情だろうと感情を産んでる時点で作品としては価値あって~ などと考えている

          傲慢と善良。 読んでるけど久しぶりに全然面白くない本…というか色々無理があって話が頭に入ってこないという感じ。
          ちゃんと調べて書いた作品?と思ってしまうし、普通に恋愛してきた人なら色んなところで違和感が出てくるはず。

          帯にある「あらゆる悩みに応えてくれる物語」と呼ぶにはちょっと浅いような気が。

          現代を生きる人たちの共通の話題ではあるかもしれないけど共通の話題すぎて今更言葉にされても面白くないし何よりミステリではなくない?この小説の登場人物みたいな人には大刺さりしそう

          傲慢と善良という小説は面白いですか??
          途中まで読みましたが、飽きました。

          傲慢と善良「刺さる」「めった斬り」された人の口コミ

          それでは、逆に刺さった、めった斬りされたという口コミもご紹介。

          もし読んでいない方がいらっしゃれば、この本・映画はあなたに向いている可能性大です。ご参考まで。

          刺さったというか、もう串刺し。特に小野里氏の御言葉の鋭利なこと。年齢や某アプリのことで「ピンくる」言葉達が沢山あり、大量のピンにもう少しで魂取られるところだった。ふーあぶねぇ、辻村センセ、これは立派な凶器ですよ。

          「感動した!」系の話ではないけど、自分の人生に影響を与える一冊になりそう。傲慢、そして善良について話す小野里の言葉が胸に刺さった。自分も傲慢だったのか。

          とても面白くて刺さった婚活・恋愛小説。 誰もが心のどこかで相手を値踏みし、選択している。それは結婚に限ったことではないと思う。意識していなかった自分の傲慢さに改めて気付かされた。 私も24歳で婚活をしていたとき、善良ではないけど傲慢だったんだろうな…

          傲慢と善良 辻村深月 帯に嘘なしです。

          主役の二人ではなく、その周り小野里さんや希実、双方の両親や美奈子の言動が刺さります。 ずっと刺されながら読み切りました。

          誰だって善良でありたいと思いながら傲慢さを持っている、だから刺さった。

          ラストが美しく、さすが辻村深月さんです。

          最近刺さった本 自分の最善を考えると傲慢になるけど、妥協が本当に自分にとって善良なのか考えさせられる本でした

          映画公開前に原作をと。 主人公、婚約者、親、友達に至るまで“傲慢”という言葉が結び付き、“善良”とはを考えさせられる。 どこかしら自分にも当て嵌まるから辛い、、、“人生で1番刺さった”とはこういう事か。 ただ最後まで読むと一転晴れやかに エピローグ、良かったよ。

          帯に「人生で一番刺さった小説」とあるけど、「刺さる」どころか「メッタ斬り」くらい。

          え、辻村先生、私のこと知ってるのなんでこんなこと書けるの?状態。

          穴が無いなら掘って埋めてほしい。

          怖い方の辻村深月だったけど、ラストは、良かった、すごく。

          傲慢と善良 試し読みできる?

          こちらから試し読みできます。

          ▶️ブックライブで試し読みする ▶️ブックウォーカーで試し読みする

          傲慢と善良 映画と原作の違い

          映画版『傲慢と善良』では、原作とは異なる結末が描かれる可能性があるため、原作を読んでから映画を観ることで、両方の作品の違いを楽しむことができるでしょう。映画と原作、どちらにも独自の魅力があり、互いに補完し合う形で、作品の世界観をより深く味わうことができるはずです。

          このように、『傲慢と善良』は一見つまらないと感じる部分があるかもしれませんが、その背後には現代の婚活や恋愛における複雑な心理や人間関係が丁寧に描かれており、そこに共感できるかどうかが、作品の評価に大きく影響するポイントとなります。

          傲慢と善良  つまらない,共感できない,苦しい,真美が嫌いと言われる理由まとめ

          『傲慢と善良』は、婚活や恋愛をテーマにした現代の価値観を描いたミステリーであり、そのリアルな描写が多くの共感を呼ぶ一方で、テーマや登場人物の性格によって「つまらない」「イライラする」と感じる読者もいます。物語に対する感じ方は個々の価値観や経験に大きく依存するため、一部の読者にとっては共感しづらい部分があることも理解できます。

          映画化によって再び注目を集める中で、原作の細やかな心理描写やテーマを楽しむことができるかは、読者や視聴者の感じ方次第でしょうか。

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