テレビやSNSなどで話題となっている、パルコとピーチ・アビエーションがタックを組んで生まれた『旅ガチャ』。
ご存知のとおり、くじの中身をガチャ玉にかえて、ほんとにガチャ玉のように行き先を決めるというもの。
10月分は3日で売り切れる盛況ぶり。
とは言え、落とし穴もあるのでは?旅ガチャでお得なのか?実際のところを調べてみました。
目次
支払いはPayPay決済のみ
10月に発売された東京発着の旅ガチャは、Paypayしか支払いを受け付けていないこと。
Paypayを持っていない人は支払いができません。
ガチャ玉に往復の航空券が入っているわけではない
ガチャ玉に入っている往復5,000円で飛行機に乗れる、というわけではないため注意が必要です。
実際に入っているのは、ピーチ航空で使えるピーチポイント。
指定のハッシュタグをつけて、指定のサイトに旅の写真を投稿すると、これにほとんどの人は1,000円分が加算されるようです。
ポイントは「ガチャ玉」で引いた往復便だけでしか使用できない
ガチャ玉に入っているポイントは、ガチャ玉で指定された行き先にしか使えません。行き先は以下のとおり。
東京
以下の東京(成田)発の国内線11就航地。
札幌(新千歳)、女満別、釧路、大阪(関西)、福岡、長崎、宮崎、大分、奄美、沖縄(那覇)、石垣
大阪
以下の大阪(関西空港)発の国内線13就航地。
札幌(新千歳) 、女満別、釧路、仙台、新潟、東京(成田) 、福岡、長崎、宮崎、鹿児島、奄美、沖縄(那覇)、石垣
名古屋
以下の名古屋(中部国際空港)発の国内線13就航地。
札幌(新千歳) 、仙台、沖縄(那覇)、石垣
差額は自腹で支払う
ガチャ玉に入っている特典は、往復チケットではなく、ピーチポイントが入っています。
これをピーチ航空のホームページから行きたい日にちを決め、差額は別で支払う必要があります。
格安航空券の料金を調べてみた
実際の航空運賃を調べたところ、以下のとおり。
また、荷物が多い場合は追加料金1,800円~が発生します。
こちらは成田~沖縄往復便。土日を挟んだ場合の一例。

上記とは別の日付ですが、連休を挟んだ場合のハイシーズンだと倍近くしますね。
そして、諸税・空港使用料等も加算されます。

こちらは、成田~札幌(新千歳空港)のオフシーズンの土日を挟んだフライト料金。

空港使用料は空港によって違うんですね(数百円ですが)。ハイシーズンですが、片道だけでも18,760円します。

格安航空券、いろいろと加算すると侮れない金額になりますね。
有効期限は2022年3月31日
それまでの期間で旅の予約をする必要があります。
まとめ
実際、格安航空券の料金自体、単体で購入すると、どんどん加算されてきて、支払い時には宣伝文句通りにいかない金額を支払うことになるのは格安航空券でよくあること。これにホテル代や食事代、お土産代も考えると、節約派の人は自分で安い方法を組み立てる方がいいのかもしれません。
ただ、「5000円のガチャで6000ポイントもらえる」というプラス1,000円の効果プラス行き先はくじで決まるというゲーム感覚を楽しみたいという人には向いていると思います。