カンブリア宮殿 障害者の最低賃金が1万円であることに憤りを覚え、それが活動力となり、年商18億円を達成した夏目さん。
まだまだ会社は成長中で、世界規模のチョコレートの祭典で1番を取ることだという。
この人の哲学に涙してしまいました。
採用基準は「働く意欲があるか」。
ただそれだけ。
適材適所に関する質問はせず、人と人が距離を縮めていくように、歩み寄ることでその人の個性や性格がわかっていく。
障害者というレッテルを貼らずに人として見ている点に、私に欠けているものをつきつけられた感じ。
重度の知的障碍者の平均賃金はなんと1か月1万円。
それを仕方ないよねと良しとする社会に疑問をもち、夏目氏はパン屋を立ち上げた。
それを自ら借金をしてまで10年間にもわたって最低賃金を保証して支払い続けたという。
自己犠牲をしてまでできる覚悟は私にはまったくない心の狭さを痛感してしまった。
銀行はお金を貸してくれないので自腹でって。しかも10年間も。
パン屋さんは素材の出来具合によって工程が複雑化するため、障害者に任せるのは難しかったそう。しかも重労働の割には薄利という。
そこで、出会ったのがチョコレート。
チョコレートは単純作業が多く、化学を起こす材料の分量や工程をしっかり守れば高級ホテルにも卸すことができるという、高利な商売。
それで障害者を半分以上雇い、今では高級デパートにも卸し、フランチャイズ店もオープンしているという。
開発費や素材探しがミソだと思うが、人の管理も大変だと思った。
重度な知的障害をもつある人物は粉状にする水平運動が苦手だという。そこで垂直運動で粉にできる器具を開発し、今ではなくてはならない人材になっているという。
夏目氏が何よりもやりがいに感じているのは、彼らの親御さんが喜んでいることだという。
最初の給料を本人から親御さんに渡された時の彼らの反応が、これまで受けてきた社会の中での肩身の狭さ、つらい思いをしてきたということをひしひしと感じたという。
もっとこの人の哲学を学びたい。
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